先週末に映画「山本五十六」を観、今日は「坂の上の雲」。映画評は後日するとして、映画の不出来が余計にこのドラマの出来映えの良さを強調することになったように思える。軍艦のCG、俳優それぞれの演技、作品トータルのバランス。すべてにおいて「坂の上の雲」は映画を凌いでいた。司馬遼太郎は、明治の人々を「楽天主義」と評する。でも、私は特に指導者層がきわめて現実的な思考が出来たと思っている。日露戦争における継戦能力をシビアに評価し、目先の勝利に浮かれることなく講和条約の交渉を始めた。奉天の大会戦の勝利の後に戦線を拡大しなかったことなど、昭和の陸軍では到底考えられない理性的な判断である。それに対しておおよそ楽天的だったのは陸海軍の第三世代の軍人たちだった。三代目は何とやら…とよく言われるが、日清・日露は現実的な第一世代の指揮のもとで血気盛んな第二世代が戦ったのに対し、太平洋戦争は血気盛んに戦った第二世代の下...
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管理人 さんの日記

 
2011
12月 25
(日)
23:50
坂の上の雲…最終回
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先週末に映画「山本五十六」を観、今日は「坂の上の雲」。

映画評は後日するとして、映画の不出来が余計にこのドラマの出来映えの良さを強調することになったように思える。

軍艦のCG、俳優それぞれの演技、作品トータルのバランス。すべてにおいて「坂の上の雲」は映画を凌いでいた。

司馬遼太郎は、明治の人々を「楽天主義」と評する。
でも、私は特に指導者層がきわめて現実的な思考が出来たと思っている。日露戦争における継戦能力をシビアに評価し、目先の勝利に浮かれることなく講和条約の交渉を始めた。
奉天の大会戦の勝利の後に戦線を拡大しなかったことなど、昭和の陸軍では到底考えられない理性的な判断である。

それに対しておおよそ楽天的だったのは陸海軍の第三世代の軍人たちだった。
三代目は何とやら…とよく言われるが、日清・日露は現実的な第一世代の指揮のもとで血気盛んな第二世代が戦ったのに対し、太平洋戦争は血気盛んに戦った第二世代の下で現実的な思考方法を学ばずに戦線に出た第三世代の戦いだった。
彼らが、楽観的な甘い見通しの中で日本国民の犠牲者を増やしていったといっても言い過ぎではないと思う。
盧溝橋事件もインパールの惨敗もすべてその根は同じである。

きわめて理性的な軍政の下で、外交の一手段として戦争を行った明治時代。
その歴史を誇りに思う。

…そんな日本の歴史を必修から外し、「国際理解」のために世界史を必修とするこの国って…絶対に変。
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